小児泌尿器のイメージ写真

巷には排泄や外陰部について、いろいろな情報が飛び交っています。
何が正しいのか、間違っているのかもわからず、右往左往する親御さんの声を聞き、その解消に少しでも役に立てるようにしたいです。

  • おちんちんの問題(包茎、大きさなど)
  • 精巣が陰嚢(ふくろ)の中にない、膨れている
  • おねしょ
  • 昼間のおもらし
  • おしっこが近い

こどもの泌尿器の病気の多くは、慣れている医師が診察すると地元で完結します。
まずはご相談ください。詳しい検査や治療が必要と判断した時に連携をして遠くの専門病院に通院すれば良いのではと考えます。

二分脊椎を中心とした先天性慢性疾患の排尿について

二分脊椎などの先天性慢性疾患は大人になっても通院が必要となる場合があります。
私は小児専門病院や大学病院・診療所にて乳幼児期や成人となった患者さんの排尿管理の診察に携わってきました。
この間に感じたことは「小児期から成人への移行医療」が進むと、本人だけでなく親御さんの負担(時間的、経済的)も軽くなり、かつ自分の体とうまくつきあい、社会生活を送ることが可能になると考えています。